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――現在、CSフジテレビ721で放映中、2/11からはBSフジでも放映スタートの『五星大飯店〜Five Star Hotel〜』(以下、『五星大飯店』)は、丸田さんが衝撃を受けた作品だそうですね。
丸田:はい。07年の初め、ある人から「中国の冬ソナになりますよ」と紹介されたのが、この『五星大飯店』。「ホントに?!」と半信半疑で観たら、『冬ソナ」とは全然違う意味で、すごい作品でびっくり。これまで中国ドラマだけでも300作品は観てきましたが、他とはまったくレベルが違ったんです。
――レベルが高かった?
丸田:ええ、ストーリーのおもしろさも、映像の完成度も群を抜いていた。簡単に言えば、おカネと時間をたっぷり使って、こだわって作ったのが分かる作品だったんです。主演の峻寧(ジュンニン)も清潔感があって、日本でも人気が出そうだな、と。
――ジュンニンくん、かっこいいですよね! ドラマでも3人の美女に翻弄される、モテモテの役。といっても、日本の80年代のトレンディドラマのようなベタなモテ男とは違いますが。
丸田:ピュアなところが女心をくすぐって、本人は意図しないのにモテてしまう。
設定は、ホテルマンになる夢を持つ、地方の貧しい家出身の男性。何があっても自力で道を切り開こうとする生真面目さがあるんだけど、頼られるとNOと言えないやさしい面があって、つい女性たちに巻き込まれていっちゃうんですね。
――3人の女性たちもそれぞれ、自分の夢を追ったり、信念を持ってたりと真面目に生きてるタイプですね。
丸田:だからこそ妥協できなくて、社会とぶつかる。4人の若者たちの成長がドラマのテーマになっています。

丸田智子(まるだ・ともこ)さん
株式会社国際メディア・コーポレーション(MICO)映像事業部担当部長。
02年、TV番組を海外に販売部署から、海外の番組を買い付ける現部署に異動。アジアに着目し、韓国ドラマ『冬のソナタ』を買い付けた中心人物。03年より放映された同ドラマは、主演俳優ペ・ヨンジュンの人気もあり空前の大ヒット、韓流ブームを巻き起こした。
05年には「日経ウーマン」主催「ウーマンオブザイヤー2005」に選出されている。
『美しき日々』、『オールイン』、『宮廷女官チャングムの誓い』など、その後も多くのヒット作を手掛けている。
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――メインの登場人物4人は20代ですよね。4人とも不器用だけどピュアというキャラクターですが、実際、中国の若者もこんな感じなんでしょうか?
丸田:彼らのようなタイプは、必ずしもいまの中国の若者の代表ではないと思います。
中国は日本以上に経済や社会の変化が激しい。彼らのように、自分のソントクを考えずにまっすぐ生きるのは難しくもあるので。
――日本の20代も、牛窪が「草食系男子・お嬢マン」と名付けましたが、夢をがむしゃらに追求するより、そこそこで手を打って賢く生きている若者が多いようです。
丸田:ええ、その点は似ている部分もあるかもしれません。いまの中国の若者も「理想を追うのは難しい」と感じている気がします。
だからこそ、いま、若者への応援メッセージとして、このようなドラマが作られたのだと思います。理想を持ち信念を貫くことは必ずしも時代遅れのカッコ悪い生き方ではないよ、というような。
――日本の20代にも観てほしいですね。
丸田:そうなんです。もちろん、恋愛ドラマとしてもおもしろいんですが、若い世代への応援メッセージも感じ取っていただけたら、うれしいですね。
五星大飯店〜Five Star Hotel〜

(c)2007 中聖春秋影視文化(北京)有限公司
CSフジテレビ721(字幕版)にて放送中
BSフジ(吹き替え版)にて2/11より放送開始!
一流ホテルマンを目指す青年と、純粋に生きる彼に惹かれていく3人の女性。欲望渦巻く社会の中で挫折しながらも、一歩一歩成長していく彼らがドラマティックに描かれる
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