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-今年に入ってから、中国の偽者ブランドや食料品問題などが取り沙汰されていますね。
山崎:ああいうことがあると、「中国人は皆うそつきなんでしょう?」と言う人が出てくる。あれが中国の全てだと思われてしまうんですよね。
-一部の人の話なんですけどね……
山崎:5年前、私が中国人の彼と結婚すると言ったときも、最初は家族や友人から結婚を反対されました。その理由が偏見以外の何ものでもない。なぜ偏見を持つかというと、知らないからですよね。日本人は中華料理が好きだし、若い女性は中華雑貨とか風水とか中国茶とか好きでしょ。なのに、実際の中国とか中国人個人個人のことはあまり見てないんですよね
似鳥:極端な例かもしれないけれど、誘拐された子供が工場で強制労働をさせられていて、地方政府の官僚が関与していたため、子供を救おうとした親がインターネットで訴えて、ようやく解放されたという事件もありましたよね。
中国は地方へ行くほど、政府や企業上層部の権力の強さを大きく感じます。末端の個人のモラルだけではどうにもできないという現状もあるんですよね……
-その感覚は、日本人には分かりにくいのかもしれませんね。
似鳥:だから、現象だけ取りあげると、反中にならざるを得ない報道は多々ありますが、それで困っている在日の中国人の方は多いと思いますし、個々でつきあえば、日本人以上に真面目で細やかな方や人情深い方が多いですよ。
山崎:それは本当にそう。中国人の多くはものすごく真面目で勤勉

似鳥 陽子さん
株式会社Tiger Lily 代表取締役、英国式マナーサロン「ERH」顧問。北京、上海をはじめ、重慶、厦門、チベットなど、中国渡行多数。現在、中国総合情報誌『CHAI』をはじめ、ハイライフスタイルを提唱するMen’s Web-Magazine「+D Style」などで中国記事を企画。ほか漢方美容や中国式ホリスティックの企画編集にも携わる。自身で主宰する「姫オーラ研究委員会」では、女性が輝くための幅広い情報を探求&発信。著書『何もいいことがなかった日は』(PHP研究所)。2007年中に、新潮社から小説を出版予定。
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-では、中国のナマの姿をご覧になっているお二人に、今日は中国人男性との恋愛・結婚について伺いたいのですが。
似鳥: 私は、日本のキャリアウーマンと中国人男性はベストマッチングだと認識してまして、昨年、『CHAI』で組んだ特集「中国男との恋愛」も大好評でした。
実際、私の周囲には、山崎さんをはじめ日本人女性と中国人男性のカップルはとても多いし、日本の独身女性たちに半分冗談で「セレブな中国人男性との合コンってどう?」という話をすると、たいてい興味を示されますよ〜。
山崎:いま中国は高度成長期にあたるから、男性も元気でエネルギッシュなんですよね。日本人女性をわーっとさらうくらいのパワーはありそうですよね(笑)
似鳥: あるある! 何せ人口が日本の10倍ある隣国だし、いま一番、“そこにある危機”ですよ(笑)
「日本男性の中性化」「日本女性の男性化」が言われる昨今ですが、「このままでは日本の女性は皆、中国人男性にさらわれてしまうのでは!?」という危機感を抱く今日この頃です。国際結婚も多くなってるし、近未来、純日本人は“三毛猫の雄”のように貴重な存在になってしまうかも……というのは大袈裟ですが(笑)
山崎:もともと中国はあれだけの人口だから、「声を大にして前に出て行かないと埋もれちゃう」っていうので、国民性として強さが備わっているんですけど、いまは時代的にも上向き。恋愛パワーも、日本人男性の何倍もあるんじゃないですか?
似鳥:ちょうど日本の60?70年代と似てるんでしょうね。皆が「頑張れば何某かになれる」「努力すればお金持ちになれる」と希望や向上心を持っていますよね。
山崎:「国を出てもいい、職を変えてもいい、自分の力で生き抜こう」という気概や知恵がありますね。5?6年前なんかは特に、大袈裟じゃなく、街を歩く皆が上を向いて闊歩している感じでした。そのハングリー精神が、女性に対しても積極的にさせるんじゃないでしょうか
似鳥: ただ、その分、強烈な格差社会ではあります。日本の比ではない。中国改革基金会国民経済研究所がまとめた報告によると、中国で10%の高所得層と10%の低所得層を比べると、世帯収入格差は55倍にもなっているそうです。

山崎 こずえさん
ジュエリンズ株式会社代表取締役。ジュエリンズでは、講師派遣型の中国語スクールや上海ホームステイプログラムの運営、中国進出企業へのサポート・コンサルティングなどを行う。
自身も、OLを経た後、上海へ単身語学留学し、上海の中国人向け日本語スクールでは、校内一の人気を博し「伝説の教師」となる。その後、2005年に起業。現在はセミナーや執筆なども行う。夫は上海人。
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-日本人女性にとって、中国人男性の魅力というと、どんな点でしょう?
山崎:中国は広いから地域によっても違うんですが、女性に人気があるのは上海男性ですよね。やさしいし、働く女性に理解があるから。
似鳥:上海という街には「女性を甘やかすこと、キレイでいさせることが男性の甲斐性だ」という意識がベースにあるんですよね。揚子江から南側の地域は、男性が家事などをして女性を助けるのは当たり前という気質があります。
恐妻家を現すスラングとして、同じ音読みをなぞらえて“気管支炎”という言葉があるそうですが、恐妻家同盟を作った中国人の作家さんもいらっしゃいましたね。
山崎:逆に言うと、女性にやさしくできない男性はダメな奴と見られるから、例えば大人数で食事をするときなんかも、多くの日本人女性は率先して料理を取り分けようとしちゃうけど、そんなこと上海ですると、パートナーの男性が「女性を働かせるダメな奴」と思われちゃうんです。
似鳥:男性の面子のためにも、女性は「やって」と言って、どんどんやさしくしてもらいましょう(笑)
山崎:そう、そう!
中国人男性にとっても、日本人女性は魅力的なんですよ。中国では女性が強くてキツイこともガンガン言うし、男性の価値をお金で判断する傾向があるから、男性は女性に認められようと思うと、やさしくしなきゃいけないし、お金も稼がないといけないし……。
-大変!
山崎:ええ、それに比べると日本の女性はソフトでやさしくて、お金お金と表立って言わないから、イメージいいみたい。
似鳥:「日本の女性と上海の男性はベストカップル」って、よく言われるんですよね。
ただ中国も、北へ行くほど亭主関白になっていきます。国境を飛び越えると韓国になるので、そこが最右翼(笑)
-山崎さんのご主人のご出身は?
山崎:まさに上海。家事はやってくれるし、重い物は全部持ってくれるし、夫婦や家族の時間を大事にしてくれるし。働く女性にはホント、おすすめですよ!

国際結婚の動き
外国人妻は1997年以降、中国人が最多。一方の外国人夫は、1996年頃より、それまで多かった韓国・朝鮮人が減少し、米国人・中国人とともに「その他」が増加。多種多様な国の男性との結婚が増えている

資料:厚生労働省「人口動態統計」※戸籍法に基づく全国の市区町村への届出及び外国における日本人の婚姻・離婚についての届出が対象



